食欲の秋に「スープファースト」のススメ!

厳しい残暑も和らぎ、少しずつ秋の涼しさを感じる季節になってきました。秋といえば、食欲の秋ですね!この時期、健康やダイエットに関心が高まる方も多いのではないでしょうか。多くのダイエット方法では、食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」が推奨されています。しかし、実は「スープファースト」の方がより効果的だと言われているのをご存じでしょうか?今回は、「ベジファースト」の意外な弊害と、「スープファースト」のメリットについてご説明します。

ベジファーストのデメリットとは?

「野菜を最初に食べる」ベジファーストは、血糖値の上昇を抑えたり、便通を良くしたりする等の効果が期待されるといわれていますが、冷たいサラダやおひたしなどを最初に食べると、胃を冷やしてしまうことがあります。胃が冷えると消化が遅れやすくなり、さらにサラダに使われるドレッシングや和え物には、糖質や酸化した脂質が多く含まれているため、老廃物がたまりやすく、これが体重増加や健康リスクを引き起こす原因となることがありますので注意が必要です。

スープファーストのメリット

これに対して、「スープファースト」は、温かいスープが胃を温め、消化を助けるため、満腹感を得やすく食欲をコントロールする助けとなります。特に味噌汁は栄養豊富で、消化促進効果もあり、おすすめです。ポタージュやクリーム系のスープは脂質が多く含まれている場合が多いため、ダイエットの観点からは避けたほうが良いでしょう。シンプルな野菜中心の味噌汁は理想的で、インスタント味噌汁でも構いません。まず、食事の際には汁物を5口以上飲んでからおかずを食べることで、胃腸が温まり、消化がスムーズに進み、血糖値の上昇も緩やかになります。

冷たい飲み物の影響

「スープファースト」の効果をさらに高めるためには、冷たい飲み物を控えることも重要です。食事中に冷たい飲み物を摂取すると、胃を急激に冷やしてしまい、消化が妨げられるだけでなく、特に脂っこい食事と一緒に摂ることで脂が固まりやすくなり、血液がドロドロになりやすくなります。さらに、内臓脂肪の蓄積を促進してしまうリスクもあります。そのため、できるだけ常温や温かい飲み物を選び、冷たい飲み物は控えるようにしましょう。どうしても冷たい飲み物が欲しい場合は、口の中で少し温めてから飲むことで、胃への負担を軽減することができます。また、外食や飲み会で冷たいビールやお酒を飲んだ場合は、翌日に胃腸を休ませるために、空腹時間を長めに取ると良いでしょう。

依存を防ぐための食習慣

また、甘いものや脂っこいものを頻繁に摂取していると、依存性が生じやすくなるということもわかっています。この依存をリセットするためには、2~3日連続でこれらの食品を控えることが効果的です。これによって、依存のリスクを軽減し、自然と摂取量を減らすことができます。加えて、普段の食生活において、「チートデイ」を設けてみましょう。「チートデイ」とは、ダイエットや食事制限をしている中で、意図的に制限を緩め、好きなものを食べられる日を設定することです。この日には、普段我慢している甘いものや脂っこいものを楽しむことで、ストレスを軽減し、モチベーションを維持する効果が期待できます。
チートデイを意識することで、無理なく食事をコントロールできます。特別な日にだけ甘いものや脂っこいものを楽しむ「チートデイ」を設定し、それ以外の日は控えめに過ごすことで、食事のバランスを保ちやすくなります。

内臓の働きをサポートする習慣

さらに、内臓を休めることも効果的です。消化器官、特に肝臓や胃腸は、食事の消化と解毒に多大なエネルギーを費やしており、適切に休息を取ることで、体全体の代謝が改善されます。食べ過ぎや不規則な食事は内臓に大きな負担をかけるため、消化器官を休ませる時間を設けることが健康維持に欠かせません。ファスティングなどを取り入れると、内臓の負担が一時的に軽減し、自己回復力が高まるという方法もありますが、これは必ず、専門家や医師に相談してから始めてください。

食事のスタートに「スープファースト」を取り入れることで、胃腸を温め、消化を助け、食欲をコントロールしやすくなります。さらに、血糖値の上昇を緩やかにし、体の代謝をサポートするため、体重管理や健康維持にもつながる効果的な習慣です。冷たい野菜や飲み物を避け、温かいスープから始めることで、健康的な食生活をさらに促進できるでしょう。

「食」に関する正しい知識が学べるNESTAの注目プログラム!フィットネスニュートリション詳細はコチラ