ジムの開業で注意すべき6つのヒント
自身のジムをもつことを夢にみるトレーナーは多くいることでしょう。多くのトレーナーは、十分な知識や計画を持たずに開業し、たった数年で廃業してしまうような結末を迎えます。
一方で、専門的な身体科学やフィットネスのビジネスについてしっかり学んだトレーナーは、小さなステップを重ねながら、ジム運営を成功させています。
「自分のジムを持つ(成功させる)」ことを夢で終わらせないためには、慎重な計画と実行が必要です。
ここでは、フィットネスの事業を成功させるために知っておくべき6つのポイントをご紹介します。
1) ターゲット層を明確にする
競合の少ない地域にジムを開くなら、一般的なフィットネスクラブと同様のターゲット層を対象とした計画をたててもよいかもしれません。しかし、競争が激しい場所で開く場合には、未開拓の市場への進出を検討しましょう。
例えば女性向けのジムや、アスリートのためのクロスフィットジムを開設したりすることができます。
2) アクセスしやすい場所を選ぶ
ジムの場所を決める際は、ターゲットとなる人々がアクセスしやすい場所にオープンしましょう。ほとんどの人は、時間がなかったりやる気がなかったりして、10分以上かけてジムに通うことを嫌がります。
また車社会の地域に開くジムには、無料で利用できる駐車場があることも重要です。
マシンを設置できるだけの広さがあり、会員が自由に動けるようなラウンジがあるとさらに喜ばれるでしょう。
3) 爽やかで礼儀正しいトレーナーを採用する
ジムに必要なあらゆる業務に対応できる、指導資格を持ったトレーナーを雇いましょう。特に大切なことは、人当たりがよく、礼儀正しく、そして親しみやすい人であるということです。
もちろん、体やトレーニングに関する知識が豊富で技術力も高いことが大前提です。
しかしどんな業界でも、必ずしも「お客様に好かれる人=知識や技術が圧倒的にずば抜けている」というわけではありません。
愛嬌があり、誠実にコミュニケーションがとれる人は、結果的にお客様のモチベーションを上げることができ、結果をだすこともできるのです。
4) マシンの組み合わせをカスタマイズする
ジムを利用するお客様の特徴に合わせて、ジムに設置するマシンをカスタマイズする必要があります。一般的には、ストレングス、カーディオ、グループエクササイズのために割り当てられたスペースに応じてマシンを用意するのがよいでしょう。
理想的には、トレーニングスペースの約47%を筋力トレーニングマシンに、33%をカーディオマシンに、20%をグループエクササイズに割り当てるのが良いでしょう。
トレッドミル、ステーショナリーバイク、ステッパー、エリプティカル、フリーウェイト、ウェイトマシンなどは、ジムには必需品です。
5) マーケティングの重要性
競合他社との差別化を図るためには、効果的なマーケティングが重要です。地域密着型や50代以上の人々をターゲットにするのであれば、チラシなどを用いたオフラインマーケティングも大切ですが、20~30代を狙うのであれば、WEBサイトやSNSを使ったオンラインマーケティングを活用しましょう。
さらに若い世代ではWEB検索もあまりせず、インスタグラムのハッシュタグで検索を行ったりします。
この層をターゲットにする場合には、インフルエンサーの協力を仰ぎ、宣伝する方法もあります。
ジムのターゲットに合ったマーケティング戦略を練ってください。
6) ジムのセットアップサービス
ジムを設立するのは大変な作業です。ジムのレイアウト、床の材質、マシン選びなど、ジムを設立する際にはあらゆる面に気を配らなければなりません。
失敗しないためにも、ジムのセットアップサービスを提供する専門家と連絡を取るとよいでしょう。
いかがでしょうか?
ジムを運営し、長年愛される施設であり続けるためには、建物、マシン、トレーナーなど、全ての要素がバランスよく優れていなければなりません。
「楽に成功するビジネス」はありません。
全てのことに丁寧に、そしてよく計画を練ってビジネスにチャレンジしましょう。
テクノジムでは、マシンを提供しているだけでなく、インテリアデザインやコンサルタンシーサービス、その他サービスで総合的にジム・フィットネス施設をサポートしています。お気軽にご相談ください。